Mobile Safari 5.0.2の実装に付いて

Contributed by: akira on 2010年11月30日(火) 16:48 JST

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Mobile Safari の新しい実装 

iOSのSafariにどういった機能が追加されたのかがSafari on iPhone & iPad 4.2: Accelerometer, WebSockets & better HTML5 support - Mobile Web Programming[*1] にまとめられている。実験的に調査した内容を整理したものとなっており、まだドキュメント化されていない機能についても知ることができて参考になる。紹介されている新機能は次のとおり。
  • 加速度センサおよびジャイロスコープセンサのサポート: iOS対応デバイスには加速度センサが搭載されている。iPhone 4やiPod touch 4Gにはジャイロスコープセンサも搭載されている。これら機能にDeviceOrientation Event[*2] 経由でアクセスできるようになった。これらセンサはこれまではネイティブアプリからしか利用できなかったが、Webアプリからも利用できるようになった。
  • WobSocketsサポート: WebSocketsの実装が追加された。これまでAjaxで実施していたサーバとの非同期通信をWebSocketsを使ってもっと高速に実現することが可能になる。
  • 印刷機能のサポート: iOS 4.2にAirPrintが搭載されたことで、window.print()をコールすると印刷用のダイアログが起動するようになった。
  • 新しいJavaScriptデータタイプの追加: Blob、Float32Array、Int8Array、Uint8Array、Int16Array、Uint16Aray、Int32Array、UInt32Arrayなど。
  • SVGサポート強化: 20を越えるSVG操作クラスを通じてオンザフライでSVGドキュメントの作成が可能。
  • Canvasサポート強化: ImageDataデータタイプのサポート。
  • CSSメディアクエリ強化: JavaScriptからCSSメディアクエリを作成するstyleMedia APIを実装。
  • EventSourceにおけるServer-Sent Events[*3] のサポート。
  • XMLHttpRequest Level 2 FormDataインタフェースを実装。
  • HTML5フォームにおけるrequired属性を実装。
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Geeklog Site - Mobile Safari 5.0.2の実装に付いて
https://geeklog.craine.ne.jp/article.php?story=20101130164841529

[*1] http://www.mobilexweb.com/blog/safari-ios-accelerometer-websockets-html5
[*2] http://dev.w3.org/geo/api/spec-source-orientation.html
[*3] http://dev.w3.org/html5/eventsource/